広告制作会社ブレインカフェの代表・木下のぞみが、日々思うことを綴ります。

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明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法
佐藤尚之
アスキー新書
2010年4月第一版第10刷

先日のOACセミナーの講師、佐藤尚之氏・著作のベストセラー。
内容的には、セミナーでうかがったことのおさらいだったが、
再確認したのは、新しいメディアや脚光を浴びるPR戦略など、
アプローチ手法の多彩化の流れは、広告制作屋として驚異ではないということ。

本の冒頭に、金城一紀著「映画篇」の引用がある。

 君が人を好きになった時に取るべき最善の方法は、その人のことをきち
 んと知ろうと目を凝らし、耳をすますことだ。そうすると、君はその人
 が自分の思っていたよりも単純ではないことに気づく。極端なことを言
 えば、君はその人のことを実は何も知らなかったのを思い知る。

広告屋は広告を消費者へのラブレターになぞらえることが多い。
佐藤氏もその例えを使い筆を進めているし、私自身も新人に「広告とは」といった
話をするときには、「コピーライターはラブレター代筆業」と言ったりする。
なので、この金城一紀氏の著書からの引用は、大変分かりやすい。

時代が変わろうと、人の心の動かされ方はそう変わるものではない。
よくよく消費者を知ろうとすること。
ラブレターは下駄箱(メディア)の中が定番ではなくなったが(古いか!?)、
図書館にいる彼女に紙飛行機を折って飛ばしてもいいし、
待ち合わせした渋谷の街で巨大なサイン広告に流したっていい。
どの方法が、「彼女」に効くのか、とことん考えてコミュニケーションすればいい。
メディアの多様化、広告以外の手法の台頭も、大きな視点で見て、
コミュニケーションの仕方を設計していけるわけで、
これは、なかなか醍醐味のある仕事ではないか。

後半、佐藤氏が携わった
「スラムダンク一億冊感謝イベント」のメイキング舞台裏が面白く、
「醍醐味のある仕事」の予感を強くする。

さて、2時間で読めます。
この手の出版でありがちな新しい時代への恐怖をかき立てるものでもなく、
非常にポジティブに新しい時代、既存メディアも捉えられているので、
読んで希望も湧いてきます。ぜひ。



明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)
(2008/01/10)
佐藤 尚之

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2010.11.17 / Top↑
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