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坂の上の雲(六)
司馬遼太郎
文芸春秋
2008年12月第23刷

バルチック艦隊がやってくる。
意外にのろのろとやってくる。

この頃のロシアは革命の機運が高まっている。
普通に考えればこのような情勢ならば、巨費を投じて他国と戦争しないと思うが、
この時代のロシアは皇帝が支配している。
「独裁」なので、「箴言」の機能がない。
日本との戦争は、革命の機運から国民の目をそらす、と考えられている。

そんな不可思議な期待を背負い、
火力が弱く敵に居場所を知らせるがごとく黒煙を吐く粗悪な石炭を燃やしながら、
ゆっくりとバルチック艦隊は進む。
そんな状況では、「勝つ」ことへの動機付けも弱い。

この巻の発見は、
ロシアの内情が日本の戦争に有利に働いたのか、ということと、
間諜・明石元二郎の存在。
司馬遼太郎は、彼の間諜活動が大きな力となったと書いている。
特異な人物。それこそ偏差値で計る試験では拾えなかった逸材だろう。
そして、ロシアの侵略熱に苦しんでいたスウェーデン、ポーランドのこと。
熾烈な戦いを繰り広げる前線に、ポーランド人が送り込まれていたことも
初めて知る。。。。

戦争の馬鹿らしさ、悲惨さを今回も認識するとともに、
第五巻の児玉源太郎に続き、明石元二郎という歴史の表舞台には出なかった、
ユニークで魅力的な人材の発見が、第六巻の収穫。

戦争はちょっと疲れたので、
次は七巻へ行かずに、白州正子へ行きます。。。

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2010.09.25 / Top↑
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