広告制作会社ブレインカフェの代表・木下のぞみが、日々思うことを綴ります。

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「ハリーの災難」。
言わずと知れたヒッチコックの映画のタイトルです。

これが、2、3日、頭の中に浮かんでは消えて行きます。
理由はわかっていて、思いがけないことが実際に私の生活で起こったため。

「ハリーの災難」は、なぜ死んだのかわからないハリー・ワープの死体が、
そこに関わる人々の憶測に振り回されながら、都合3回も埋められたり掘り返されたりするという、
死んでしまったハリーの災難をブラックユーモアたっぷりに描いた映画。
最終的には、そこに関わった男女二組が結ばれるというハッピーエンド(?)が用意されています。

24年前、大学を卒業してリクルートに入社しました。
入社とともにリクルート映像という関連会社に出向となり、まずは
開発課で企業内教育ビデオのプランニング見習いをしていました。

新入社員にも関わらず、管理職のための企画を出さなくてはいけなかったので、
さまざまなビジネス書を読む機会がありました。
QC技法、新QC七つ道具、目標管理(MBO)、etc.
読みあさる中で衝撃を受けたのは当時売れていた「一分間マネジャー」でした。
その後のビジネス人生にも影響大な本でした。

もう一つ、リクルート映像に入ったので、知識をインプットできたこと。
それが映画です。

私自身は、それほど映画に興味はなかったのですが、
当時リクルート映像にはプロデューサーも在籍していて、映画の話をよくするんですね。
楽しそうに。

その楽しそうに、というのに感化されたのと、
プランナーとして組み立てた企画を映像に置き換えた時に、
意図が本当に反映できているのか、現場が動き出す前に知りたい、
という理由で映画を観あさり、映像理論、シナリオの技法などを勉強しました。

残業が多い職場でしたが、帰りに新橋でビデオを何本も借りて、
毎晩一本観る、という生活をしていました。
話題について行きたいばっかりに、ロードムービー「パリテキサス」を
移動の箇所を早送りで観て、「観ました」と言ったらプロデューサーにとっても
怒られたこともありましたねー。「ストレンジャーザンパラダイス」なんかも話題作でしたね。

ヒッチコックはその頃、観あさりました。
「サイコ」「裏窓」「めまい」「ハリーの災難」「ロープ」「知り過ぎていた男」「鳥」。。。
監督に「ヒッチコック映画術 トリュフォー」という本を
「勉強するなら」と貸していただいたりもしました。
その本は未だに手元に有ります。ずいぶん前に、その方にお会いした時に、
「あの本、お返ししなくては」と申し出たら
「あの本はバイブルでとても必要なのでもう一冊買いました。なのでお貸しした本は差し上げます」と。
お恥ずかしい話です。。。

30代、思うようにならない人生に悩んでいた時。
母に贈られた言葉があります。
「しなやかに、したたかに」
「負けるが勝ち」
「気の強さは、内側に持て」
どれも、私の性格を見抜いた的確な助言です。

しなやかに、したたかに生きろ。
これは、特に女性は結婚、出産、子育てなどの節目で変化することが求められ
自分の思い描いた人生設計通りには行かないのだから、その変化を無理に自分の型に合わせようと
変えるのではなく、しなやかに寄り添い、したたかに自分のものにしてしまいなさい、という教えです。

一本気で勝ち気な私としては、にわかに承服しかねるアドバイスでしたが、
振り返ってみれば、思いがけない展開に「しなやかに、したたかに」生きてきました。
自分の望んだ環境ではなくても、そのとき「必要」と思ったことに興味を持って取り組むことで、
知識を貯え、次のステップに移れて来た。。。。

どんな思いがけないことが起きても、しなやかに、したたかに生きて来たな。

そう思ったら、なんだか、今回の思いがけない出来事もしなやかに、したたかに
切り抜けられそうな気がしてきます。

ハリーの災難が、2つのハッピーエンドを生んだように、
今回の出来事がハッピーエンドにつながるとよいなと思っています。





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2010.09.11 / Top↑
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