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司馬遼太郎
坂の上の雲(五)
文芸春秋
2007年2月第19刷

児玉源太郎がカッコいい。

旅順要塞を攻めあぐね、
おびただしい血を流し続ける第三軍、
乃木希典・軍司令官と、伊地知幸介・参謀。

間違った作戦を推し続ける参謀は、軍司令官が即刻任を解くべきだし、
軍司令官がそれをできないなら、軍司令官の任を即刻解くべき、
とは私の考えですが、そうもいかないのが、組織の論理。
もう一つ、私には理解できない男の沽券(こけん)の問題。

そこのところを上手にクリアして、男の友情、組織の論理を保ちながら、
成功への道筋を命を張って実現した、という点で児玉源太郎はカッコいい。

それにしても、旅順に乗り込んだ児玉は、
一瞬、指揮官であり参謀であったと思いますが、
だとすると、指揮官と参謀を分ける必要があるのだろうか、
との疑問を持ってしまいました。
一人でやれたら、メンツとか沽券とか気にせず決断できると思うのですが。。。

それから、乃木の文章力が、戦況の報告に適さなかった、という点にも驚きました。
ビジネスでの報告・連絡・相談で、「事実と意見を区別して述べる」という
セオリーは今や常識ですが、先端をいくべき軍で、何が事実なのか分からない
報告のスタイルが横行していた、というのにはビックリです。
正しい情報を伝えてくれなかったら、総司令部が正しい指令をだせないのは、
誰がみても明らかなのに。。。。

と、第五巻は興味深く読みすすめられました。

お盆休みに実家に帰るのに片道6時間、汽車に揺られていたのですが、
往復の12時間でほとんど読み終わりました。
iPodの、キャロルキング、ロバータフラック、ジョージベンソン、ジョンコルトレーン、
をBGMに聞きながら読みました。

さあ、第六巻です。

坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)坂の上の雲〈5〉 (文春文庫)
(1999/02)
司馬 遼太郎

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2010.08.24 / Top↑
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