広告制作会社ブレインカフェの代表・木下のぞみが、日々思うことを綴ります。

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2002年のブレインカフェ、スタート時に、
大変お世話になったある広告制作ディレクターさんは、
いまプルデンシャル生命保険会社で営業をしていらっしゃいます。

広告制作会社を退社されてから、
しばらく行き来がなかったのですが、
ひょんなことから、共通の知り合いがいることが分かり、
去年からおつきあいが再開しています。

先々週かな?
その方からご連絡いただき、情報交換のために
ご来社いただきました。
その際にお土産としてご持参くださったのが、
菓子工房ウィズ」のクッキー詰め合わせ。
上品な見た目に、ほおばると思わず微笑む美味しさ。

この「菓子工房ウィズ」は、
プルデンシャル生命保険株式会社の特例子会社、
プルデンシャル・ジェネラル・サービスが運営しているのだそうです。
知的障害や精神障害をもちながらも、懸命に社会の一員として
頑張ってる人たちを少しでもサポートしたい、
という思いから始められた事業とのこと。

ブレインカフェの近くには、
ヤマト福祉財団の「スワンベーカリー」があり、
時々利用しています。

利用するたびに、いろいろなことを考えます。

今回、「菓子工房ウィズ」の存在を初めて知り、
素晴らしい取り組みがヤマト福祉財団の他の組織・企業でも
始まっていることに感動しました。

国ではなく民間から始まっている、というのも
国民の心根への信頼感に結びつき、嬉しく感じる点です。

ブレインカフェも、そうありたい。
と思った次第です。。

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2011.06.30 / Top↑
第四回 桂文雀独演会
池袋演芸場
6月25日

落語好きの友人に誘われて、
桂文雀さんの独演会へ行ってきました。
一月の「きぼーる寄席」で初めて聴いて、
今回が二度目。独演会は初めてでした。

独演会はその噺家さんのことを大好きなお客さんが
たくさん集まってくるので、
独特の雰囲気に押されることも多いのですが、
桂文雀さんの独演会は、とてもよい雰囲気でした。
会の後の打ち上げでも、みんなに愛されているのが
伝わって来て、「いいお客さんに出会えているな」と
感じました。噺も、最初に聴いた時より、
ずっとよかった。ホームとアウェイの差でしょうか。

三遊亭多ぼう / 子ほめ
桂文雀 / 猫の皿
きんじ / 腹話術
桂文雀 / 悋気の火の玉
桂文雀 / 一文惜しみ
2011.06.26 / Top↑
渋谷・コクーン 歌舞伎第十二弾
盟三五大切 (かみかけてさんごたいせつ)

串田和美 演出・美術

薩摩源五兵衛実ハ不破数右衛門 / 中村 橋之助             
芸者妲妃の小万実ハ神谷召使お六 / 尾上 菊之助          
船頭笹野屋三五郎実ハ徳右衛門倅千太郎 / 中村 勘太郎                        
芸者菊野 / 坂東 新悟                    
若党六七八右衛門 / 中村 国生
徳右衛門同心了心 / 笹野 高史                    
船頭お先の伊之助 / 片岡 亀蔵   
富森助右衛門・家主くり廻しの弥助実ハ神谷下部土手平 / 坂東 彌十郎

コクーンでの「盟三五大切」の上演が、
平成10年以来というのだから、
あの日から13年が経過したことになる。

衝撃的だったのは、「第四場 五人切り」の演出。
主人公の源五兵衛(実は不破数右衛門)が、執拗に
人を殺す一軒家の惨劇の場。月夜の晩で、
青い月の光が照らし出す一軒家が回り舞台の上で回転する。
観客は映画の長回しを見ている感覚で、(いや、青い月の視点でかな)
惨劇の目撃者となる。これは凄かった。

あの演出をもう一度、観たくって出かけて行ったというのが本音。

この「盟三五大切」は、鶴屋南北作のどろどろしたお話です。
忠臣蔵外伝であり、源五兵衛(実は不破数右衛門)は、
塩冶浪士(赤穂浪士)という設定です。なんとか、武士として討ち入りに
参加して「義士」となりたいけれども、塩冶家が断絶になる前に
ある事情で懲戒免職になり浪人となっている不破数右衛門。
懲戒免職を解いてもらい「義士」となるためにと、叔父が
百両の大金を用意してくれたのだが、惚れた芸者小万(実は神谷召使お六)と、
その夫、三五郎(実は徳右衛門倅千太郎)にだまし取られてしまう。

五人を殺戮し、女子供を猟奇的に殺す、その動機は、
1.惚れた女に騙された怒り
2.義士となれなかった怒り
の二つと考えるのが妥当だと思う。

しかし、今回の演出。
芸者小万に対する愛情の深さは感じられず、
「義士」になることを切望している様子も感じられなかった。

相変わらず、「第四場 五人切り」の場の演出は静と動の対比が効いていて、
回り舞台で視点が移動するのを巧みに活かした役者の動きで、
ほーっとため息をつくものだったけど、ここまで執拗に人を殺す
動機がどうも腑に落ちない。。。
芸者小万と赤子を猟奇的に殺すシーンは、歌舞伎座でも正視できないのだけど、
今回も途中から目を伏せてしのぎ、顔をあげたら、リアルなリアルな血しぶきが、
橋之助の顔を染めている。。。

歌舞伎は荒唐無稽がベースにあって、錦絵の連続のような演出がお決まり。
でも、その中で観客は主人公の気持ちを類推していくので、
案外と共感して泣いたりするものなのです。
リアルな演出でなくても、観客の心は動かせるものと思います。
とするとこの演出、やり過ぎかなぁ。そこを追求すると、観客の想像力で膨らむ余地がなくなる。
というのもあるし、源五兵衛の心理描写をやるのなら、そこに注力しないと、
共感は得られないのではないかとも思う。
悲劇と喜劇が交差する筋書きだと短い時間では、表現できないのじゃないかな。

かなり???がついたので、帰りにパンフレットを購入してみました。

実は最後の源五兵衛の回想シーンで、全身に鳥肌が立って、
串田さんが今回テーマにしたことが分かりかけた気がしたのですが、
おそらくパンフレットを読む限り、そういうことなのだと思う。

舞台の最初から最後まで、印象派の風景画のような
一枚の幕(照明の当て方で向こうが透けたり見えなくなったりする)が、かかっている。
源五兵衛は夢の中を生きているのか、現実の中を生きているのか、
自分でも判然としない。「義士」となることも、「芸者小万」を
うけ出して夫婦になることも、自分が望んでいることではない。
けど、周りの価値観が自分の人生を動かして行く。。
そういう源五兵衛の性格異常(これは現代に多発する心の病かも?)に、
光を当てたのだろう、というのが私の結論。
でも、万人に共感されるテーマではないよなぁ。。

うーん。
本能ではぞくぞくっと何かを感じているのだけれども、
ロジックでは釈然としない感じが残っています。

とはいえ、鳥肌は立つし、客席に雨が降ったり、
(着物を着ていったので、配られたポンチョをマッハで被りました)
コクーンならではのわくわく体験もあり。
何よりも13年ぶりの上演ですから、観といた方がいい、
というのが結論ではありますね。

しかし、毎度思うのは、
あのね、浅野内匠頭さん。
あなたが、かーっとなっちゃったところから、
たくさんの悲劇が生まれたのよ、と。
カチンときても、3つ数えろ。
それでも怒りが収まらなかったら、
覚悟決めて刃傷に及ぼう。。

リーダーは、我慢しなくっちゃ。
2011.06.14 / Top↑
平成噺し座 その二十一
内幸町ホール
6月7日(火) 19 : 00

内幸町ホールは、白酒師匠の独演会以来でしょうか。
最近は国立演芸場で独演会をお演りになっているらしいですが、
チケットが取れませんね。出世しちゃったのね。
二つ目時代から応援していると、こんな時、
ちょっと寂しい気持ちになるものです。
もう「みんなの」白酒さんになっちゃったのね。。。

「平成噺し座」は初めて足を運びましたが、
今回は(いつもなのかしら?)全員二つ目さん。
二つ目さんを聴く機会では「光りそうな原石」との
出会いを楽しみに出かけます。今回は、全員
聞いたことのある方でしたが。。

一之輔さんがトリでしたが中野ZEROで初めて聞いた時の
衝撃がちょっと薄れていたな。。お上手なんだけどな。
なんだろう「色」がなくって無色透明な気がしました。
それが通好みのいい落語ってものなのかな。。
素人には分かりませんが、結局は、好みかどうか、
で判断すればよいのでしょうが。
ということで、今回も三遊亭司さんが良かった。

うん。最終的には、好みかどうかですね。
誰が一番上手いとか、なんとかはないのですよ。
そういうことを議論しても時間の無駄、です。

林家たけ平 / らすとそんぐ
三遊亭天どん / 棒鱈
三遊亭司 / 片棒
春風亭一之輔 / 転宅
2011.06.09 / Top↑
福島県檜枝岐村へ、旅行に行ってきました。

福島県は深刻な風評被害にさらされています。
悪気など無くても、(逆に思いやりから)
福島県に観光旅行に行くことを躊躇する方も多いと思います。

今回、私が友人と一緒に訪れたのは、
福島県の檜枝岐(ひのえまた)村です。
福島県の内陸部、群馬県の尾瀬沼の北側に位置する小さな村で、
冬ならばスキー、スノボー、スノーシューなどの雪遊びが、
大変良い雪質のなかで楽しめるところです。
今回は、山登り、温泉、そして宿泊先の、
民宿松源(しょうげん)さんの「薬膳風 山人料理」が目当ての旅です。

まず、東北自動車道はどうなのか。
ところどころ、新しくアスファルトが敷かれていますが、
問題なく走行できました。土曜日の朝に出発しましたが、
かなりの交通量。多くの人が東北を目指していました。

檜枝岐村に入り、山登りの前に民宿松源さんに寄ると、
すでに先客がおつきになっている模様。
私たちが宿泊した日は満室。夏も予約がかなり入っているようです。
界隈は民宿がたくさんあります。
詳しくは、尾瀬檜枝岐観光案内所のホームページをご覧ください。

旅行の模様は写真でお知らせしますが、
檜枝岐村は観光客を待っています。
ぜひ、この夏の旅行プランとしてご検討ください。

「道の駅たじま」は土地の物産品を買うポイント。行者にんにくのしょうゆ漬け、
舞茸炊き込みご飯のモト、はっとう、じゅうねん味噌などを購入しました。
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まる屋」さんの裁ち蕎麦でお昼。裁ち蕎麦は十割蕎麦で、切れやすいので
布を裁つように蕎麦を切るので裁ち蕎麦というのだそうです。
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帝釈山の登山口。
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オサバグサが見頃でした。
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帝釈山山頂。ガスってきました。
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霧の晴れ間に会津駒ヶ岳が見えました。
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民宿松源さんの夕食。これが楽しみで楽しみで。
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こんなメニューです。
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翌朝は尾瀬へ。三条の滝を目指します。
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水芭蕉の群生。
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北国に春を告げるコブシの花。
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三条の滝。こんな水量の滝はスイス
の旅以来初です。水煙をあげて
滝壺に雪解け水が落下して行きます。
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新緑に花を添える山ツツジ。
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山岳ガイド、ガイヤウォーカーの半藤さん。グルメで温泉通。地質学にも詳しく、
安全な山行きだけでなく、山の成り立ち、沼の成り立ち、植生、などなど
道々、深い解説を得られるのもポイントの山岳ガイドさんです。
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もちろん、温泉も楽しんで。
東北の幸を目一杯楽しんだ休日でした。
2011.06.07 / Top↑
愛国消費 欲しいのは日本文化と日本への誇り
三浦 展(みうらあつし)
徳間書店
2010年12月31日第1刷

著者の三浦氏は「消費社会研究家」。
この本はニッポンのワザドットコムの編集員Cくんが、
面白いのでぜひ読んでください、と推薦してくれたもの。
データ、図表が多いのでざっとであれば短時間で読めます。
1時間半くらいで読めました。

3.11以前に書かれているので、その後、
少し状況は変わったかもしれないですが、
いわゆる「日本ブーム」という状況をひもといた著書。

国内旅行の人気、神社やお寺への興味関心の高まり、
浴衣を積極的に着る若者の増加、
若者で言えばやはり伝統芸能、伝統工芸、といった
中高年がメインだった分野にも、
若者の姿が増えているとという現象もあります。

この現象を「大きな物語を求める心が背景にある」と
三浦氏は分析します。

高度経済成長下は「三種の神器」に象徴されるように、
みな同じ方向をみていた同質の時代。それが徐々に
個の時代へ取って代わり市場は多品種少量生産に向かう。
しかし、個を表現しながらも、人というものは、
「帰属」という実感を求めるもの。。
それが「日本」という最大公約数でくくられる。。
簡単にまとめると、こういうことかな。

日本志向の消費は、エコ意識と結びついているというのも
氏が「愛国消費」と呼ぶ消費の特徴でもあります。

2010年末に上梓されているので、
ちょうど同じ気分を2008年4月~2009年3月の
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科で
ニッポンのワザドットコムの構想を練っていた時期に
直感的に感じていたのだと思います。
同意ポイントが多いから、この本も、するすると
短時間で読めたのかもしれません。

時代の気分は、この通りだと思います。
この気分を感じ取って、新しい事業やサービス、
そして新しい広告アプローチが生まれてくるのでしょう。

最近つくづく思うのは、考えたり思いついたりは、誰でもできる。
それを実現するために方角を決め、道を切り開き、
隊列を組んでつき進んでいくことこそが、大変なことだと。

だから、思いついた人よりも、実行した人の方が偉い。

ニッポンのワザドットコム編集部のみんな=ブレインカフェ。偉いぞ。

とまあ、これが言いたかったわけで。

豊富なマーケットデータ、平易な文章。
大変分かりやすい本です。ぜひお読みください。

愛国消費 欲しいのは日本文化と日本への誇り愛国消費 欲しいのは日本文化と日本への誇り
(2010/12/17)
三浦展

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2011.06.06 / Top↑
本日、日銀総裁からも、
「東日本大震災の影響による供給面での制約は、
当初の予想より早く回復する」という見通しが出た。

大方の予想通り、5月、6月を底に日本経済はV字回復するのだろう。
震災後のサプライチェーンの予想以上のスピード復旧、
夏場の電力不足への企業努力での対応、
など日本経済自体の体制が整ってきたことに加えて、
リーマンショックの後とは違って、新興国市場の拡大という要素が、
世界経済回復を牽引する。日本経済も引っ張られてV字回復する、
というシナリオだ。
(※ちなみに5/30発売の日経ビジネス誌は、
このシナリオに中長期視点での警鐘を鳴らしている。
ここでは、日本経済の競争力の問題を指摘している)

が、このシナリオは、「マクロは」ということだろう。

広告業界は、どうか。

日経新聞5/30(月)の産業景気予測(4-6月期)によると、
広告業界は「小雨から雨へ」とある。
企業の広告自粛の動きがいつまで続くかがカギ、と付記されている。

もっとミクロ、弊社のことを言えば、広告業界の大手スポンサー、
自動車、飲料メーカーとの取引はこれまでなく、自粛により、
大きな穴が開いた、ということはない。確かに5月は惨憺たるものだったが、
仕事の問い合わせはどちらかと言えば増えている。
予断は許さないがおそらく同様の回復基調に乗れるのではないかと予想している。
一つのメディア、一つのクライアント、一つの代理店など、
一極集中にならないバランスが、今後も危機への対応力に通じると考え、
「企画力」をベースに幅広く対応できる体制を自社のなかで取って行こうと思う。

それよりも気になる記事が、やはり日経新聞の5/28(土)文化面にあった。

「テレビCM震災で転機 商品より『企業の姿』重視」、である。
例の“ポポポーン”をはじめとするAC広告の洪水で、広告について
さまざまに論議があった。現在では、被災地への応援メッセージを込めた
企業CMが多く流れているが、その微妙なトーンにも受け手は過敏に反応しているという。
という、というか、私自身、一消費者として、メッセージの裏に潜むものに
目を凝らし耳を澄ましている。
記事は、この「企業の姿」を見る風潮は、短期的なものてはなく、
中長期的にも続くものであろうと見る。

商品やサービスの作り手である企業=クライアントも、
その魅力を消費者に伝える広告の作り手も、
ともに真摯であることが強く求められる社会がやってくる。

広告は煽動する、と思われていた時代は終わり、
広告は企業の正しい姿を伝える時代がやってくると信じたい。

本当に価値ある情報を、分かりやすく伝える。

こういう姿勢が、広告制作プロダクションに、求められてくると考える。

2011.06.01 / Top↑
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