広告制作会社ブレインカフェの代表・木下のぞみが、日々思うことを綴ります。

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まだまだ聴いたことのない噺があるものだな。
今年はもっと積極的に落語を聴きに行こう!!

と、2012年の落語に関する目標を立てたのが、
1月の櫻田落語会で聴いた、柳家麟太郎さん口演の「双蝶々」。
聴きながら「あれ?歌舞伎の演目にあるあの噺かな?」と
思ったのですが果たしてそうでした。
落語通にその話をしたところ五街道雲助一門が今度、
「双蝶々」を演りますよというので、早速チケットを購入。
五街道雲助一門は全員好みなので、
今からとても楽しみにしております。

今日までで、聴いた落語は9席。
今年は何席まで記録が伸びるのやら。。
去年は歌舞伎もあまり行けなかったので、
今年は歌舞伎も多めに出かけてみる予定。
なにせニッポンのワザドットコム「芸能」担当なもので。

1月21日 櫻田落語会
三遊亭司 / 天狗の羽うちわ
柳家麟太郎 / 双蝶々

1月28日 日本橋つかさの会
三遊亭司
「金の大黒」「八五郎出世」

2月11日 日本橋つかさの会
三遊亭司
「たらちね」「明烏」
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2012.02.13 / Top↑
志の輔らくご in PARCO 2012
1月7日

今年初めての落語会は、「志の輔らくご in PARCO 2012」。
落語好きの友人が2年連続で抽選に当たったという幸運を
お裾分けしてもらい、2年連続で出かけてきました。

昨年は「大河への道」という大作を聴けました。
今回は、構想ン年という大作の後だけに、
あの話を超えるものを聴けるのだろうか。。。

トリは「紺屋高尾」。
談志師匠から習った数少ない話の一つなのだそうです。
最後の三本締めでも、談志師匠との想い出が語られて。。

私にも恩人と思っている人は何人かいます。
しかし、芸の道の子弟関係というのは、
恩人とか(もしかしたら親子とかも)、
超える結びつきなのかもしれません。

さて、噺。

タイムトラブル
メルシーひな祭り
紺屋高尾

二番目の「メルシーひな祭り」は、
初めて「志の輔らくご in PARCO」に行った時に
聴いた噺ですが、好きな噺です。
「もうー、冗談ばっかり言って!!」と呆れながらも、
暑苦しくおせっかいな人のぬくもりに、
ぐっと胸を締め付けられるいい噺です。
今回も後半、うるっときました。

さらっとした人間関係に対して、この暑苦しい人間関係。
「おせっかい」はこれから注目される気がしています。



2012.01.10 / Top↑
鈴本演芸場十月下席 夜の部

日曜日の午後、
なんとなく物足りなかったので、寄席へ出かけてきました。

とはいえ土曜日は土曜日で青葉台の先、
「寺家(じけ)」というところにあるJIKE STUDIOまで、
黒谷和紙の作家さんハタノワタルさんの展示を見に出かけていたので、
休日のリフレッシュは十分にしていたのではありますが。

寄席は別腹。

トリは文左衛門師匠でらくだ。
らくだは、グロいなぁ、酷いなぁ、と
引いてしまうシーンが結構ありますが、
文左衛門師匠にすごまれると、思わずすくみます。

恐いんだけど笑えて、酷いんだけど優しい。

人間の感情を右端からいきなり左端に持ってくる。
この落差っていうものが、心の鍵をカチャリと外して
感情を剥き出しにしてしまう。。

この「感情剥き出し落差論」に気づいたのは、
浅田次郎の「プリズンホテル」を読んだとき。
理不尽、暴力シーンの中にちらっちらっと織り交ぜられる
登場人物の真実。巧みだなぁと。。。

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さて、寄席がはねて外に出ると前座さんが打つ追い出し太鼓。
見事な早撃ち。力強いバチさばき。出てけ出てけ出てけ。。。
と、そこへCRASHみたいな(古い!!)パンク集団が通りかかり、
Japanese Traditional Dramsに「なかなか、やるじゃん」
と(見えました)温かな眼差しを向けていたのが印象的でした。


春風亭一之輔 / あくび指南
鏡味仙三郎社中 / 太神楽曲芸
蜃気楼龍玉 / 鹿政談
春風亭一朝 / たいこ腹
すず風にゃん子・金魚 / 漫才
桂藤兵衛 / 強情灸
柳亭小燕枝 / 長短
ダーク広和 / 奇術
五明楼玉の輔 / 生徒の作文(?)
ペペ桜井 / ギター漫談
橘家文左衛門 / らくだ
2011.10.31 / Top↑
第二回 日本橋つかさの会
10月22日(土)
薮伊豆総本店

三遊亭司さんの独演会へ行ってきました。
この九月から日本橋の薮伊豆総本店で始まった独演会。
第一回目は、確か山へ登っていたので来られませんでしたが、
今回の第二回は必ず、と心に決め、友人四人とともに参加しました。

「羽織の遊び」と「品川心中」の二席。

「品川心中」は、聴くたびに発見がある噺。

今回は遠浅の品川の海を見晴らす二階の座敷へのアプローチ、
いざ心中、という時の裏木戸の様子、真っ暗闇の中を足探りで進む男女、、、
といった情景描写が印象に残りました。

ずっと以前に聞いた時は、
海に突き落とされた男が、滑稽な姿で浅瀬に立ち上がる姿が、
またある時は、突き落とされた男が訪ねた先の博打場でのどたばたが、
またある時は、ちょっとぼんやりした男と女の心中に至るまでの
滑稽な駆け引きが印象に残っていたのに。。

心中を受け止めてはくれない遠浅の海が、
長々と続く変哲の無い人生への絶望に重なったり、
闇の中を足探りで進むことそのものが人生に重なったり、
自然の「情景」に投影されるのは想像しているその人の、
心そのものだと思いますが、とすると私もそろそろ疲れて来たか!?

この先にあるもの。

それが光でなければ、頑張る気力はもう生まれてこない。

もしも闇の中を足探りで進む男女が、ふと芝浜のような夜明けに遭遇したなら。
心中なんて馬鹿らしいことは止めようと思ったのかもな。

と、なんだか深く考えさせられた「品川心中」でした。

第三回は、11月23日(祝)の「寝床」です。

三遊亭司 / 羽織の遊び、品川心中

2011.10.24 / Top↑
around 「8月末決算」。
細かな仕事から大きな仕事まで、
たくさん抱えていたので、
なかなかブログを更新できませんでした。

その間、もちろん
落語を聴きに津々浦々出かけていたのですが、
マメにブログに書くことも出来ず。。
そんな間に落語協会の新・真打発表もあったりしましたが、
世間はどうなのかなぁ、こういう人事をどう受け止めるのかしら。
「抜擢」というやつ。

組織の長の端くれとしては、
あまり好きではないな。こういう人事。
日本企業も「能力主義」をうたって従業員間の競争を煽った時期があったけど、
結局、その「能力」を測る物差しは雇い手の側にある。
その物差しは、正確無比とは限らない。
そんな矛盾が垣間見えて、上手く組織運営が行かなくなったのではなかったかな。

雇い手側の物差しが、若い子の芽を摘むこともある。

いま私は社長という立場だけど、
もし中間管理職という立場にいて、
「抜擢人事」に肩を落とした後輩がいたら、
物差しは自分の中に持ちなよ、と言うだろう。

ま、そんなことを考えていましたが、
直近の9月19日、「鈴本演芸場 9月中席 夜の部」で
都合169席の落語を聴いた2011年。
200席くらいはいくのかなぁ。。。

9月19日 鈴本演芸場 9月中席 夜の部
金原亭小駒 / ?
翁屋和楽社中 / 太神楽曲芸
蜃気楼龍玉 / 子ほめ
柳亭市馬 / 目黒のさんま
入船亭扇辰 / 道具屋
ペペ桜井 / 漫談
春風亭百栄 / 天使と悪魔
大空遊平・かほり / 漫才
室井琴調 / 幡隋院長兵衛 芝居の喧嘩
伊藤夢葉 / 奇術
桃月庵白酒 / お化け長屋

そのほか、
7月16日 櫻田落語
柳家麟太郎 / ちりとてちん
三遊亭司 / 船徳
7月19日 立川キウイ 真打昇進披露興行
立川こはる / 十徳
春風亭昇太 / 人生が二度あれば
立川志の輔 / 親の顔
立川左談次 / 読書の時間(?)
  ・
  ・
  ・
  ・
で、169席です。

2011.09.27 / Top↑
第二回 鈴本囀の会
6月29日(水)
上野鈴本演芸場

先週のことになりますが、
落語会へ行って参りました。
いろいろ忙しくしているうちに、
月をまたいでのアップとなってしまいました。


二つ目さんの、
三遊亭司さん、林家たけ平さん、柳家喬の字さんの会で、
毎回ゲストを呼んで開かれるとのこと。
第一回目は柳家喬太郎師匠。今回は柳家花緑師匠。
平日の6時半始まり。仕事を持つ身には、
なかなか厳しいシチュエーションではありますが、
会場はほとんど空席がない状態。雰囲気も、
二つ目さんを応援するぞ、というあたたかな感じ。
前の席の初老の紳士はしきりに「○○、うまくなったなぁ」と
お隣の人に同意を求めていました。
子の成長を喜ぶ親の心境でしょうか。

こういう会は、いいですね。

古今亭半輔 / もといぬ
三遊亭司 / 鰻の幇間
柳家喬の字 / 天狗裁き
柳家花緑 / 祇園祭
林家たけ平 / 幾代餅
2011.07.04 / Top↑
第四回 桂文雀独演会
池袋演芸場
6月25日

落語好きの友人に誘われて、
桂文雀さんの独演会へ行ってきました。
一月の「きぼーる寄席」で初めて聴いて、
今回が二度目。独演会は初めてでした。

独演会はその噺家さんのことを大好きなお客さんが
たくさん集まってくるので、
独特の雰囲気に押されることも多いのですが、
桂文雀さんの独演会は、とてもよい雰囲気でした。
会の後の打ち上げでも、みんなに愛されているのが
伝わって来て、「いいお客さんに出会えているな」と
感じました。噺も、最初に聴いた時より、
ずっとよかった。ホームとアウェイの差でしょうか。

三遊亭多ぼう / 子ほめ
桂文雀 / 猫の皿
きんじ / 腹話術
桂文雀 / 悋気の火の玉
桂文雀 / 一文惜しみ
2011.06.26 / Top↑
平成噺し座 その二十一
内幸町ホール
6月7日(火) 19 : 00

内幸町ホールは、白酒師匠の独演会以来でしょうか。
最近は国立演芸場で独演会をお演りになっているらしいですが、
チケットが取れませんね。出世しちゃったのね。
二つ目時代から応援していると、こんな時、
ちょっと寂しい気持ちになるものです。
もう「みんなの」白酒さんになっちゃったのね。。。

「平成噺し座」は初めて足を運びましたが、
今回は(いつもなのかしら?)全員二つ目さん。
二つ目さんを聴く機会では「光りそうな原石」との
出会いを楽しみに出かけます。今回は、全員
聞いたことのある方でしたが。。

一之輔さんがトリでしたが中野ZEROで初めて聞いた時の
衝撃がちょっと薄れていたな。。お上手なんだけどな。
なんだろう「色」がなくって無色透明な気がしました。
それが通好みのいい落語ってものなのかな。。
素人には分かりませんが、結局は、好みかどうか、
で判断すればよいのでしょうが。
ということで、今回も三遊亭司さんが良かった。

うん。最終的には、好みかどうかですね。
誰が一番上手いとか、なんとかはないのですよ。
そういうことを議論しても時間の無駄、です。

林家たけ平 / らすとそんぐ
三遊亭天どん / 棒鱈
三遊亭司 / 片棒
春風亭一之輔 / 転宅
2011.06.09 / Top↑
鈴本演芸場 五月下席 夜の部
5月29日

寄席はいいな。
まったりと5月最後の休日の夜を過ごしてきました。
台風も近づいて来ているからか、お客様も6割ほどの入り。
寄席に来なれている人が多い様子で、開演前から、
持ち込みのお弁当の包みを開けて、腹ごしらえをする人が7割。
マイ水筒、缶ビール、ワンカップ、、、。
寄席は食べたり飲んだりが自由なところも、好きです。
まったくもってお茶の間感覚。

喜多八師匠がトリだからか、ご婦人の姿が多かったようです。
どこか具合でも悪いのかしら?と母性をくすぐる雰囲気の師匠です。
「笠碁」は雨降る晩にぴったりの噺。馬鹿馬鹿しい意地を張りあう、
男同士のかわいらしい喧嘩も好きだし、雨が降る風景、音、におい、
扉の向こうの切り取られた往来の風景(これは映画的)、、、といったものが
鮮やかに心の中に描き出され、あたかも自分がそこにいる気になってくる、
臨場感、というのかな、そういうものに浸れるのも好きです。
初めての「笠碁」は権太楼師匠ででしたが、喜多八師匠のは、元気なおじいさん。
権太楼師匠の枯れた味わいとは、また別のものでした。

チケットが取れず、なかなか聴けない白酒さんは「替り目」。
何度聴いてもいい。白酒さんにぴったりの噺。
笑わせておいて、ほろっとさせる。

そして今回の発見は正蔵師匠。
昔はちょっと噛むところが気になっていて、何度か行った
内幸町ホールも足が遠のいていたのですが、いやいやよかった。
楽しそうに落語をやってらっしゃる感じもすごく伝わって来た。
折り目正しい落語家さんは好きですが、きちっとした中に
深みが増した感じでした。また通わねば。

三遊亭歌る美 / 真田小僧
柳家さん弥 / 子ほめ
伊藤夢葉 / 奇術
柳家一琴 / 強情灸
桃月庵白酒 / 替り目
ロケット団 / 漫才
柳家小満ん / しびん
橘家文左衛門 / 千早振る
翁屋和楽社中 / 太神楽
林家正蔵 / 四段目
柳家小菊 / 粋曲
柳家喜多八 / 笠碁
2011.05.30 / Top↑
櫻田落語会
(三遊亭司 / 柳家麟太郎)
5月21日(土) 18 : 30

すでに124席目。
史上最高記録更新中です。

隔月で催される櫻田落語会ですが、
3月は震災もありお流れ。4ヶ月ぶりの開催となりました。

一席目が三遊亭司さんで「宮戸川」。
二席目が柳家麟太郎さんで「佐々木政談」。

ところで好きな小説家の話。
一人は吉行淳之介。もう一人は中上健次。

吉行淳之介は、プロの文章屋であることに徹した人だと聞きます。
裏側で計算しつくしているのに、表側はうっとりするそつのなさ。
物語の設定、描く情景の意味、一行開けるかどうかの間の取り方、
漢字とひらがなのバランス。。計算しつくし、削ぎ落とした
無駄の無い文章なのに読んでいるほうにそれを感じさせない。

一方、中上健次は、「私小説」といっていいかな?、
身を削るようなたどたどしさの残る文体だけど、
心が血を流しながら文字が綴られていく感じがして、
辛いけれども心に訴えてくる。

どちらも好き。

噺家さんの好みにも通じるかな。
何度もこの話を噛み締め構成し直し、削ぎ落として自分のものにする人と、
自分の実体験が味わいになっている人と。

「宮戸川」は若い男女のちょっと艶っぽい話。

艶っぽい、といえば思い出すのが、
先代円楽師匠の「豊志賀の死」と、権太楼師匠の「短命」。
こんなに噺家さんによって印象が変わるんだ、と驚いた話。

さらに思い出すのが、向田邦子がテレビドラマ「隣りの女」で、
根津甚八に桃井かおりの口に甘栗を押し込む、というシーン。
これについて、吉行淳之介が「向田さんは男女の機微に疎い」と
感じたと書いているのですが、吉行ならば、このシーンに
艶っぽい意味を持たせるためにこうする、と書いています。
詳しくは「向田邦子ふたたび」にあります。

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読解力と表現力と、100%をやらずに数パーセントを聞き手の想像力に委ねること。

それは、コピーライターとて同じこと。

そんなことを考えた落語会でした。
2011.05.24 / Top↑
蒲田系実演集会
(三遊亭司 助演 : 一龍斉貞鏡)
5月17日
太田区民ホールアプリコ小ホール

落語通の先輩に、立川談春は珍しい噺を演るが、
「九州吹き戻し」なんか聴いたこと無いでしょう?
と問われて、初めて珍しい噺なのだと知りました。
一度、櫻田落語会で九州男児の噺家さんで聴いた記憶が。。
となると、桃月庵白酒師匠か、三遊亭歌奴師匠なのですが、
思い出せない。メモをひっくり返しても分からない。。
ということで、司さんで二度目の「九州吹き戻し」。

この噺、江戸の元若旦那「喜之助」が流れ流れて
たどり着いた九州・熊本で一生懸命に働く。そして
大金が貯まったと知った途端に里心ついて江戸へ向かうが、
乗せてもらった船が難破して、たどり着いたのは
江戸ではなく鹿児島・桜島。という噺。

19歳までを鹿児島市で過ごした私にとって、
というより多くの鹿児島県民にとって桜島は特別な存在。
ピラミダル(といってよいかな?)な均整の取れた山影、
朝な夕なと七色に山肌を変え、悠然と煙を吐く姿が、
肝の座ったヨカニセ(よい男)を連想させる。ある知人は、
東京から帰ると家よりも真っ先に、桜島を真っ正面に拝む埠頭へ赴き、
「ただいま」と東京での物語を語るのだ、と言っていました。
私が通っていた八幡小学校、中州小学校の校歌にも、
桜島は出てきます。こんな感じ。。

作詞 / 西森しげみ 作曲 / 三界実義 
1.朝日に匂う桜島
窓辺に清く見るところ
ああ若草の意気たかく
みどりの風に胸張って
希望あかるく伸びてゆく
われらの中洲小学校

作詞・作曲 / 八幡校職員
1.あけゆく空は七色に
峰は映えたり桜島
もゆる希望も新しく
学びの庭に光あり
ああ光あり八幡校

しかし、桜島で難破は腑に落ちない。
桜島は錦江湾の中にあるから、玄界灘から嵐で
この湾内まで流されるというのはあり得ないと思う。。な。

さて、司さんの「九州吹き戻し」。
若旦那の江戸を思う純な気持ちがぐいぐい迫って来たので、
それだけに桜島に着いちゃった時、喜之助は
どんな気持ちだったのかと、心配になってしまいました。
物語に引き込まれた時は主人公の気持ちになって、
聴いているだけなのに疲れてしまいます。

喜之助に言ってあげたいのは、
まだ若いんだし、桜島だったらさ、また江戸に向かう船に
乗せてもらえるから諦めちゃダメだよ。ガンバ!
ですね。

三遊亭司 / 弥次郎
一龍斉貞鏡 / 拾い首一万石
三遊亭司 / 九州吹き戻し

一龍斉貞鏡さんは、お若く大変な美女!!
よーし、打ち上げで「どうして」で始まる質問を軽く
10個はぶつけよう、と思っていたら先にお帰りになり残念。
ニッポンのワザドットコムの取材につながる出会いに
なったと思っていたので残念でした。。
2011.05.19 / Top↑
rakugoオルタナティブvol.1
「落語の中の女」夜の部
柳家三三 / 橋場の雪
橘家文左衛門 / 子別れ
古今亭菊六 / 転宅
池田成志 / 紙入れ
草月ホール
5月14日(土)

池田成志が落語?と興味ひかれていたのですが、
気づいたのが東京かわら版5月号だったので、もう
チケットは買えないだろうと諦めていました。
そこへ先輩からのお誘い。スケジュール調整をして
出かけてきました。

宮藤官九郎の「鈍獣」「印獣」を観て受けた印象は、
グロい、恐い役がはまる役者さん。
「鈍獣」の最後のシーンは脳裏に焼き付いています。
そんな池田成志さんが、落語、しかも「紙入れ」を、
いったいどうやって演るのか。果たして着物を着るのか、
座布団に座るのか、も知らず興味津々。

緊張気味、着物は着ていましたが胸元が開き気味。
座布団に座って話し始めましたが、落ち着きが無い。
大丈夫かなー、普通に演るんだろうか。。心配。
噺の前半は正直、落語とは言えなかったけれども、
後半、池田成志ワールドが炸裂しました。
新吉の悪夢の内容も面白かったですが、
翌朝、様子を見に旦那の家に行ったときのやり取り、下げが凄い。
危ない笑顔、かまぼこ型に見開かれた目、
その瞳の奥には邪悪な炎がチロチロ燃えている。
口は逆放物線のように開かれて、凍ったような笑顔。
そんな顔で新吉に「だいじょうぶだよぉ」と言う女将さんは邪悪。
そして下げの旦那の顔も、同じく凍り付いた笑顔。

こ、これは。。
旦那も知っている。新吉、逃げなさい!奴らグルだよ!!
つづく。。

そんな余韻のある噺になっちゃってました。

普通の紙入れだと、悪い順位は
おかみさん>新吉>旦那
ですが、
旦那>おかみさん>新吉
になってしまったと読み取りました。

落語ではないな、という感想は変わりませんが、
すごく面白かったです。

文左衛門さんの子別れも、よかったなぁ。
いろいろ言われますが、心に繊細な襞がない人だったら、
あんな落語はできなかろう、と思います。

「落語の中の女」というテーマのある落語会。
とても面白い試みだと思いましたが、
最後のインタビューは蛇足かな。

Vol.2で何が起こるのか、楽しみです。


2011.05.15 / Top↑
たけのこレシピvol.03「つかさ31才、春のこと」
三遊亭司
薮伊豆総本店
4月23日

たけのこレシピの3回目、
三遊亭司さんの会へ出かけてきました。

春のこと、というタイトル。
当日は「初夏の雨」という妙なお天気。
降ったり止んだり急に晴れたり。
どっちつかずな天気に私も着物を着ていくべきか否か、
気持ち振り回されて、結局、この時期にしか締められない
藤の花の絵柄の帯でお出かけしました。
春はもう直に夏に連れ去られてしまうのでしょうが、
ゆく春を「恋の話」で締めくくった一日。

おせつ徳三郎の「花見小僧」「刀屋」と聞いていたので、
「短命」からはじまったのは、ちょっと吃驚。

「短命」を最初に聞いたのは古今亭志ん輔師匠だったかな?
美人が婿をとれども半年後には婿が他界する、を三度も繰り返す。
その理由をご隠居が推察して、鈍感な八五郎に伝えようとするところが、
聴きごたえのあるところです。志ん輔師匠の「短命」を聞いた後、
どなただったか失念しましたが、初老の師匠のを聞いて、
ああ、語りすぎない方が、嫁と婿のその後、を聞いてる方が
リアルに想像しちゃうのだな、ということに気づかされました。
志ん輔師匠の「短命」は、あれはあれで、
ご隠居が顔を真っ赤にしながら困惑する様が大爆笑、なのですが、
初老の師匠のは、しーんとした「間」に別の味わい(?)がありました。
さて、若い方が演る「短命」は生々しさがあり、
あまり好きではなかったのですが、31才の司さん。
なぜか、大丈夫でした。ご本人の「品」の問題かしら。。

「刀屋」は下げを変えられたのかな。
「お題目で助かった」は無しでした。

歌舞伎もそうですが、通しで噺が聴ける機会というのは貴重ですね。
すごく幸せな気分になりました。

打ち上げには鈴々舎風車さんも加わって、
またもや楽しい話で時が経つのがあっとういう間。

短命
花見小僧
刀屋


2011.04.24 / Top↑
柳家三三独演会「春」
なかのZERO小ホール
2011年4月19日

平日の落語会ですが、
行きませんか、とお誘いくださったのは経営者です。
経営者と経営者。平日に落語。。ううーむ。
ま、落語が終わった後は業界の情報交換など致しましたが。
ま、飲みながらですが。。

お誘いくださった経営者は、三三さん、家緑さん、談春さん、
志の輔さん、昇太さん、喬太郎さんとチェックしている噺家さんが多いので、
大変そうです。特に談春さんのアナザーワールド、という
レアなネタを演る会は平日の成城学園という、
ビジネスマンにはなかなか厳しいシチュエーションなので、
チケットをとってもなかなか行けないのだそうです。

レアな、といえば、この噺がレアかどうかは知りませんが、
今日は二席、初めての噺を聞きました。
「看板のピン」と「おしくら」。
この二席も得した気分で聞きましたが、最後の「文違い」では、
「よしじろう」が忘れて行った女からの手紙を
読んでしまった「おすぎ」が、かんしゃく起こして
手紙を放るところでハプニング。
手紙に見立てた扇子が高座から転落。あれあれどうするのかな、
と心配していたら、涼しいお顔で手ぬぐいを手紙に。
緞帳が下がると、舞台に残された扇子が。手が出るかな、
と思って見ていると舞台そでから三三さんが現れて、
みなさんお忘れ物、落とし物に気をつけてお帰りください、
なんて洒落の効いたことをおっしゃってお見送り。
三三さんでもこんなことがあるのかと、微笑ましい出来事に遭遇し、
これまた得した気分でした。

さて平日の落語は一ヶ月に一回まで、と決めよう。

柳亭市楽 / 七段目
柳家三三 / 看板のピン おしくら 文違い

※会が終わったロビーにネタが貼り出されましたが、
「おしくら」が「おしっくら」、「看板のピン」が「看板の一」と
書かれていました。前にもなかのZEROで百栄さんの「桃太郎後日譚」が
「後日の譚」となっていたような気が。。私、間違えて覚えていました。。
主催者発表でも間違うことはあるみたいなので、一応、調べて(ネットですが)
「看板のピン」と「おしくら」にしてみました。
あってるかどうか保証はいたしませんが。。。
2011.04.20 / Top↑
第108回 朝日名人会
有楽町朝日ホール
2011年4月16日

久しぶりに「朝日名人会」へ行きました。
落語ファイルを探してみたら、前回行ったのが
2004年6月19日の第44回でした。
その時の内容が古今亭菊朗「強情灸」、古今亭志ん橋「風呂敷」、
柳家さん喬「井戸の茶碗」、立川志の輔「はんどたおる」、
そして桂歌丸「辻八卦」。
菊朗さん、今の「菊志ん」が「この人、誰だろう」と思いながらも
勢いがあっていちばん印象に残っています。
二つ目さんにとっては、大御所に混じって名を売るチャンスですね。
この会は。

それにしても、独特の雰囲気のある会。
広告屋のいうところの「トーン&マナー」で言えば、
「朝日新聞読者」。当たり前か。。
読売ホールの落語会とは違うのは確かです。

さて、お目当ては三遊亭司さん。「六尺棒」という噺、初めて聴きました。
かなり面白い噺なのに、あまりかからないのですね。
菊之丞さんは2回目ですが、外見とは違い骨太て、一緒に行った友達にも
大変うけていました。

トリは柳家権太楼師匠の「百年目」。
私は聞いたことがなかったのですが、
2008年に法政大学の大学院での学友たちが、
これは下手な管理職研修より勉強になる、
みたいなことを言っていたので楽しみにしていました。
期待通りに後半はうるうる。。
この噺は若い人にはできないだろうな。。

さて、噺。

柳家おじさん / 狸の札
三遊亭司 / 六尺棒
古今亭菊之丞 / 棒鱈
入船亭扇遊 / 心眼
古今亭志ん橋 / だくだく
柳家権太楼 / 百年目
2011.04.17 / Top↑
鈴本演芸場四月上席 夜の部
4月10日
雲助廓噺ふたたび

谷中の墓地から上野のお山を自転車で走って、お花見をして鈴本へ。
という計画で出かけましたが、これまで見たことの無いほどの人出。
みなさん楽しそうにしていましたよ。投票には行ったのかな?

開票速報は、アサダ先生から聞きました。。

鈴本もいっぱいのお運び。
8割くらいだったけど、立ち見が出たっていいんじゃないの?
というらい楽しませていただきました。
天どんさん、菊之丞さんは初めて聴きました。
一朝さんの祇園祭。素晴らしかった。

入船亭辰じん / 道灌
三遊亭天どん / 出来心
ホンキートンク / 漫才
蜃気楼龍玉 / 親子酒
古今亭菊之丞 / 湯屋番
柳家小菊 / 粋曲
三遊亭白鳥 / アジアそば
隅田川馬石 / 蔵丁稚
翁屋勝丸 / 太神楽曲芸
春風亭一朝 / 祇園祭
アサダ二世 / 奇術
五街道雲助 / 文違い

帰り道も上野のお山を自転車で通りましたが、
まだまだ飲んでいる人、人、人でした。

2011.04.11 / Top↑
柳家花緑・柳家三三 二人会
赤羽会館
4月9日

いやー、よかった。
今まで聴いた「大工調べ」の中でナンバーワン。
あれだけよどみなくタンカをきれるのって凄い。
気持ちよかったなぁ。。お白州のところまで、
聴けたのもよかったです。

と、いきなり感想を述べてしまうほどよかった。
ちなみに三三さんが「大工調べ」、花緑さんが「二階ぞめき」。
「二階ぞめき」は初めて聴きましたが、こういう噺は
花緑さんに合いますね。誰もができる噺じゃないと思う。

チケットが余っているとの事前情報でしたが、
会場は満員。5~600人入る会場らしいので凄いですね。
柳家花緑さんと柳家三三さんの二人会も初めてとのこと。
のってるお二人だからというのもありそうです。

さて、会場のロビーで募金箱と何故か落語会のプログラムが並べて置いてある。
全員に配る風でもなく、何か特別なことが書いてあるのかな?
と思っていたら手に入れて来た先輩が見せてくれたのが、これ。

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なんだか不思議なプログラムだなぁと思っていたら、
三三さんがまくらで説明。本当は表紙に「二人会」だけ書いておいて、
会の終わりのサイン会でこのプログラムに二人のサインをして完成、
というつもりで制作をお願いしていたのだそうです。
中面の(横書きというのも笑えますが)「柳家」「柳家」だけ書いてあるのも、
初めて見るなと思っていたら、これも制作者に意図が伝わらずこうなったのだとか。
三三さんは触れていなかったけど、裏表紙のイラストもビミョーで笑えます。
落語会に慣れていない主宰者が精一杯やった結果なのでしょうが。。

で、いずれにしてもサイン会、募金箱、と異例のイベント。
実は最初主宰者に会が終わったら二人で募金箱を持って立ってほしい、
と頼まれたのだそう。しかし、街角で募金箱の前を通り過ぎるとき、
別の場所で募金をすでにしているのに、後ろめたい気分になるものだろう。
ましてや、こんな閉ざされた空間でそれをやると強制することになるから、
そうではなく、サインが欲しい人がいくらか出してそれを買う、
で二人がサインをします、が受け取った対価は全額、義援金としますよ、
ということを考え出したのだそうです。

なんとなんと。
私はこの心遣いにも拍手をおくりました。

仲入りで早速私もプログラムを買わせていただきました。
サイン会は長蛇の列。お腹もすいていたので並ばず、
赤羽の寿司屋へ。落語、演劇、映画談義に花咲かせて。
とってもよい気分で帰ってきました。

こういう会を、どんどんやっていただきたいものです。
まっとうな経済活動で、日本を復興させましょう。

柳家まめ緑 / 二人旅
柳家三三 / 大工調べ
柳家花緑 / 二階ぞめき
2011.04.10 / Top↑
蒲田系実演集会
(三遊亭司 助演 : 林家たけ平)
3月30日
太田区民ホールアプリコ小ホール

三遊亭司さんの独演会へ行ってきました。
仕事を終えて京急に飛び乗り、最終的には走って会場へ。
扉を開けたらどんぴしゃり、で始まったところ。
いっぱいのお客様です。こういう時なので(?)
中学生以下、もしくは65歳以上のお客さまは無料とのこと。

自粛、自粛と必要以上の萎縮に生活が硬直しそうな日々。
開催は有り難い限りです。

会の雰囲気も「よーし、噺を聴くぞ!!」的な感じではなく、
場を楽しんでるようなあたたかな感じで、くつろぎました。

落語は基本的に気分転換で聴いています。
難しいことを考えずに。
ただ、よくできた噺というものは、聴いているうちに
一編の小説を読んでいるような感覚になってきます。
登場人物と自分を重ねたり、
自分の周りにはいないタイプの人の気持ちになってみたり。。
セラピーみたいな力もあるんだと思います。
この会で92席目。いやはや。

三遊亭司 / 紋三郎稲荷
林家たけ平 / ラストソング
三遊亭司 / 猫忠

会の後は、鈴々舎風車さんも加わって蒲田の餃子で乾杯。
噂の餃子を囲んで夢中でおしゃべりして、よい気分の晩でした。
2011.03.31 / Top↑
たけのこレシピ 増刊号
チャリティ寄席
いまできること。
東北地方太平洋沖地震 支援落語会
薮伊豆本店
3月25日

急な話にもかかわらず、100名近くの人。
花緑さんの落語会以上に入っていました。
木戸銭はすべてTXN災害募金(テレビ東京)を通じて寄付されるとのこと。
いい試みですよね。こういう動きがあちこち広がるといいですよね。

春風亭朝也 / 黄金の大黒
三升家う勝 / 茶金
春風亭百栄 / 後日の譚




2011.03.26 / Top↑
鈴本演芸場 三月下席 夜の部
3月21日

池袋演芸場、上野鈴本をハシゴする。。
数えてみたら今年に入って86席、聴いています。
どうかしてるぜ。。

フランス映画にはまった年、ジャズにはまった年、歌舞伎にはまった年。
いろいろマイブームがありましたが、2011年は落語のようです。
でも落語の場合は、あんまり足しげく通うと、同じ噺を何度も聴くことになりますね。

とはいえ、聴きたい聴きたいと思っていた「強情灸」を
志ん輔師匠で聴けたのは収穫。
文左衛門師匠の「竹の水仙」は、こういう「竹の水仙」もあるのかと。
発見もたくさんありました。

三遊亭歌る美 / 転失気
春風亭正太郎 / 狸の札
鏡味仙三郎社中 / 太神楽曲芸
春風亭柳朝 / 牛ほめ
古今亭志ん輔 / 強情灸
柳家小菊 / 粋曲
柳亭燕路 / やかんなめ
五明楼玉の輔 / 宗論
ロケット団 / 漫才
三増紋之助 / 曲独楽
橘家文左衛門 / 竹の水仙

2011.03.21 / Top↑
福袋演芸場
第84回「春は出会いと別れの季節」
池袋演芸場

予定では、この三連休の前半二日は、
披露宴→落語→登山とハードに遊ぶことになっていたので、
21日は予定を入れずにいました。
ところが予定していたイベントがことごとく中止に。
それでは、と午前中から落語を聴きに出かけることにしました。
「福袋演芸場」は旗日限定の企画だそうです。

手作り感あふれる(?)あたたかな雰囲気の会。

テーマに沿って根田だしするのが決まりのようですが、
柳家ろべえさんは、片棒を道灌に変更。
片棒、好きなので残念でした。

みなさんお上手でしたが、
司さん、朝也さんが特に良かったかな。

柳家ろべえ / 道灌
春風亭一左 / 締め込み
三遊亭司 / 粗忽長屋
春風亭朝也 / 佐々木政談
鈴々舎風車 / 植木屋娘
2011.03.21 / Top↑
列島が悲しみに染まる弥生の日。
こういう場をつくってくれた方々に感謝。
客席もいっぱいのお客さまでした。

新宿末広亭 三月中席 昼の部

三遊亭歌る美 / 道灌
三遊亭司 / 黄金の大黒
ひびきわたる / キセル漫談
柳家甚語楼 / 猫と金魚
三遊亭金八 / 源平盛衰記
すず風にゃん子・金魚 / 漫才
三遊亭萬窓 / 紙入れ
五明楼玉の輔 / ざいぜんごろう
花島世津子 / 奇術
林家正雀 / 紀州
桂才賀
ペペ桜井 / ギター漫談
柳家権太楼 / 家見舞
桂ひな太郎 / 締め込み
大瀬ゆめじ・うたじ / 漫才
柳家はん治 / 鯛
古今亭志ん橋 / 穴子でからぬけ
仙三郎社中 / 太神楽曲芸
柳家小満ん / 花見小僧
2011.03.20 / Top↑
第13回 四人廻しの会
日暮里サニーホール
3月9日

舌の根も乾かぬうちに、落語の話です。

大好きな桃月庵白酒師匠と柳家三三師匠が出る会、
と聞きつけて猛ダッシュで仕事を終わらせ出かけてきました。

「四人」とは、桃月庵白酒師匠、柳家三三師匠、
そして入船亭扇好師匠、三遊亭萬窓師匠のことのようです。
扇好師匠、萬窓師匠は初めて聴きました。
15年くらい前から落語を聴いているのに初めてとは。
この「四人廻しの会」がどういう経緯で始まったのかは存じ上げませんが、
皆さん品があったのが印象に残りました。

桃月庵白酒師匠の火焔太鼓は、何度聴いても大笑い。
柳家三三師匠の魚谷本多は、師匠の持ち味にぴったりの噺でした。

お開きの後、会場出口に師匠方がお客様のお見送りに出ていらしたので、
チャンス!!とばかりに弊社の「珈琲豆絞り」をお渡ししてきました。

白酒師匠は、
「あ、よかった。薄くなってきていたんですよ」
と「珈琲豆絞り」をよく使っていただいているご様子!!嬉しいっ。
三三師匠は、
「珈琲も値上がりして大変ですよね」
と本当にブレインカフェを珈琲屋だと思っていらしたようです。。

いずれにしても、使っていただいていますよ。
ブレインカフェの珈琲豆絞り。


さて、噺。
入船亭扇好 / 黄金の大黒
桃月庵白酒 / 火焔太鼓
三遊亭萬窓 / 紙入れ
柳家三三 / 魚谷本多

「紙入れ」は久しぶりに聴きました。
2011.03.09 / Top↑
柳家花緑の落語とそばの会 第78回
薮伊豆総本店
3月6日

落語好きの先輩に誘われて、花緑さんの落語を聴いてきました。

いやー、会によってお集りのお客さまの顔ぶれって変わりますね。
昨日の文左衛門さんの時にも感じたことですが。。

さて、
花緑さんは「愛宕山」を演りましたが、
これは古今亭志ん朝師匠にならったのだとか。
私は志ん朝師匠には間に合わなかった口なのですが、
これだけ動きのある面白い噺を志ん朝師匠が
演っていらしたのかと、ちょっと驚きました。


柳家花いち / だくだく
柳家花緑 / 愛宕山

2011.03.06 / Top↑
橘家文左衛門独演会
兄ぃ、吼える!
道楽亭
3月5日

「兄ぃ、吼える!」というタイトル。
恐がりさんは近づけなくなりますね。

以前から文左衛門さんのことは気になっていて、
きっと上手いに違いない、と思うのだけれども、
強面と、漏れ聞こえてくる数々の噂により近づけずにいました。
寄席のような場所でまずは遠くから拝もうと先月、
鈴本へ出かけて行ったけれども代演で聞けず。
勇気を振り絞って「兄ぃ、吼える!」に出かけてきました。
でも一人では恐いのでAさんとともに。

ゲストは彦いちさん。

会のあとは、兄ぃを囲んでの酒宴。
後半、おそるおそる近づきましたが、よい方でした。

二席目が「芝浜」だったのですが、
最後のおかみさんの告白のくだりが泣かせた。
「だけど、私は別れるのだけはいやなの。おまえさんの側にいたいの」
には、参りました。この一言をいれるだけで、
どれだけおかみさんが亭主のことを大事に思っているかが伝わる。
初めてのパターンでした。
そんなことも文左衛門さんと話すことができ。満足。

林家彦いち / 知ったか重さん
橘家文左衛門 / 大工調べ、芝浜

2011.03.06 / Top↑
上野鈴本2月下席 夜の部
2月27日

日曜日。
家の用事が3時に終了したところで、物足りない気持ち。
先週に引き続き、上野鈴本で笑ってこようと思い立ち出かけてきました。

女性の噺家さんは、テレビの影響で増えているそう。
ただ、声の高さが気になって、あまり好きではありませんでした。
ところが今回初めて聴いた、古今亭ちよりんさんと、古今亭菊千代さん。
違和感なかったなぁ。驚きました。

古今亭菊志ん師匠は、私の探し人だったかも。
随分前に朝日名人会で「強情灸」を演った方を探していたのだけど、
菊志ん師匠だったかも、、、といった出会いもあり。
やはり寄席はいいですね。

今回は若手が多かったのですが、金馬師匠はご高齢なのに芸が衰えない。
改めて、すごいなぁと思った次第。

古今亭ちよりん / 花色木綿
翁家勝丸 / 太神楽曲芸
古今亭菊志ん / 権助提灯
春風亭一朝 / 岸柳島
ダーク広和 / 奇術
古今亭菊千代 / 転失気
三遊亭金馬 / ちりとてちん
ホンキートンク / 漫才
柳亭燕路 / 長命
三遊亭小円歌 / 三味線漫談
古今亭駿菊 / 妾馬
2011.02.27 / Top↑
上野鈴本2月中席 昼の部
2月20日

寄席っていいな、と昨日再確認し、
本日も出かけてきました。
思い立ったのが昼過ぎだったので、途中入場。
「子ほめ」の最後を聞き取って、漫才、ホンキートンクさんから。
トリの春風亭一朝師匠は初めて聴きました。
本日も大満足でした。

ホンキートンク / 漫才
三遊亭歌武藏 / ぼやき酒屋
三遊亭金馬 / 転失気
カンジヤマ・マイム / パントマイム
柳亭燕路 / やかんなめ
伊藤夢葉 / 奇術
春風亭正朝 / 蔵前駕篭
五街道雲助 / ざる屋
大空遊平・かほり / 漫才
春風亭一朝 / 宿屋の富

日曜日の昼だからなのか、満席だったのにはビックリ。
平日は、こんなに入っているのをみたことないですね。
2011.02.20 / Top↑
上野鈴本2月中席 夜の部
2月19日

東京かわら版を見ていたら、
中席がなかなか豪華な顔ぶれ。
善は急げと行ってきました。

春風亭百栄師匠がトリ。
今年、気になっている蜃気楼龍玉師匠も出ているし、
こちらも気になっているけど一度も聴いたことの無い、
橘家文左衛門師匠の名も。

文左衛門師匠は、たぶん好きなタイプの噺家さんだと思うのですが、
落語以外のいろいろな噂を聞くので(すみません)、
濃密な独演会へ行く前に寄席で軽く様子をうかがいたい、
と思っていたので願ったり。。ところが、休演。
代演は五明楼玉の輔師匠でした。。。
三遊亭歌奴師匠も休演で代演が隅田川馬石師匠。
五街道の出は、皆さん上手いですね。

仲入りに2階の自販機コーナーへ。帰りに階段で、
三升家う勝さんと、ばったり。
百栄師匠の楽屋見舞いだとか。こういう風習(?)ってよいですね。

百栄師匠、先日の落語会「たけのこレシピ」で約束した通り、
最後に手ぬぐいを客席に。客席ダイブ、はありませんでしたが。。
桃太郎の衣装、誂えたのかな?とてもお似合いでした。

さて、噺。
林家扇 / 元犬
林家ひろ木 / 時うどん
鏡味仙三郎社中 / 太神楽曲芸
隅田川馬石 / 反対車
蜃気楼龍玉 / 鹿政談
すず風にゃん子・金魚 / 漫才
五明楼玉の輔 / ざいぜんごろう(新作?)
柳家三三 / 鮑のし
柳家小菊 / 粋曲
入船亭扇辰 / 千早振る
春風亭百栄 / 後日の譚(新作)




2011.02.19 / Top↑
桃月庵白酒独演会 喝采
道楽亭一周年記念四夜連続落語会
“今宵はあなたと”第二夜
2月11日

完売御礼だそうです。
週刊誌でいま最もチケットが取りにくい、、
と評されたと噂の白酒師匠の独演会。
新宿辺りに物騒な噂が流れる雪の晩、
いそいそと出かけて参りました。

三席のうちのひとつ、
「万病円(まんびょうえん)」は初めて聴く噺。
一緒に行ったAさんが、「いやいや、一緒に聴いた」と
言うのでにわかに不安に。。
もともと記憶力がよくないのですが、
せっかく聴いた噺をすっかり忘れてしまうことがもったいなく、
2008年から落語を聴いた日付と噺家さんと演目を
黒革の手帳につけることにしています。

ときどき見返すと、えっ!?こんな噺聴いていたっけ??
と驚くことも。
でも手帳を見なくても、あの噺、もう一度聴きたいな、
と思うことも。

白酒師匠の「転宅」はもう一度聴いてみたいです。
昇太師匠の「壷算」、林家染丸「天下一浮かれの屑より」、
春団治「いかけや」も、もう一度と願う噺。
円楽(先代)「豊志賀の死」はもう叶わないけど、
こんな「豊志賀」もあるのかと吃驚した噺。

さて、三席目で大汗をかいておられた白酒師匠は、
体調がよろしくなかったそうで、、、。
お風邪でしょうか、お大事に。。

そうそう「万病円」は友人の記憶違いで、
やはり私は初めて聴く噺だったようです。

桃月庵白酒
万病円
付き馬
二番煎じ
2011.02.12 / Top↑
たけのこレシピ Vol.01“落語印象派”
春風亭百栄、三升家う勝
藪伊豆総本店
2月5日

土曜日。
日本橋の藪伊豆総本店で行われた、
落語会へ行ってきました。
藪伊豆総本店さんへは初めて足を運びました。
趣のある店構えは落語会にぴったり。
落語会の後のお蕎麦も美味しくいただきました。

春風亭百栄
羽団扇、弟子の赤飯

三升家う勝
ねずみ
二十四孝

百栄師匠の「弟子の赤飯(こわめし)」は新作。
意表をつかれて、抱腹絶倒。
古典の『長崎の赤飯』へのオマージュ。
この噺は、円生がよく演ったそうですが、
百栄師匠は、登場人物の一人を円生の声色を真似て
演っていらっしゃいました。
と、いっても、私は円生を聴いたことがないのですが。。

『長崎の赤飯』のあらすじを調べましたが、いい話です。
長講ですが、誰かがかけると聞いたら、ぜひ駆けつけたいものです。
2011.02.07 / Top↑
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